企業が自社の商品・ノウハウ等を発信することで販売促進、集客、認知度拡大を目指す情報発信するサイトをオウンドメディアと呼びます。
多くの企業がオウンドメディアを持つ時代になり、どの企業でも「どれだけ多くの人に自社の発信を届けるか」が焦点となっています。
とはいえ、「オウンドメディアを始めてみたものの、どうしたら多くの人に閲覧してもらえるのかわからない」と感じている企業・広報担当者も多いかと思います。
合同会社yadosでは、一般企業向けのオウンドメディア代行を実施しています。
弊社は、企業オウンドメディアの月間PV数を半年で6万→30万に向上させた実績があります。
SEOの知識が乏しい企業・企業担当者の方に指針を与え、その企業の目的に合った成果へと導きます。
今回は2022年12月〜2023年9月に弊社代表小宅が編集長として実施したオウンドメディア運用の内容・成果を紹介します。
弊社代表小宅がオウンドメディア運用を実施した結果、以下のような成果をあげることができました。
- PV数:約6万回/月→約30万回/月
- CV(お問合せ):平均約20回/月→月平均約40回/月
以上のように、閲覧数が5倍・お問合せ数も2倍も増加し、企業の認知度UPにつなげられました。
また、認知度UPの他にも以下のような結果が出ました。
- お問合せ数の増加:PV数増加によりお問合せ数の安定
- PV数上昇に伴う検索エンジンでの上位表示につながり、企業への信頼感・好感度の上昇する:
読者は一般的に「検索エンジンで上位表示された記事=信頼性の高い記事」と判断するため、記事を投稿している企業イメージの上昇につながる(「この企業の新規投稿記事であれば必ず読みたい」と思ってくれるコアな読者が増え、類似業界へ進出も容易になる)
今回はオウンドメディアの閲覧数・お問合せ数を伸ばすことに成功したノウハウを大公開していこうと思います。
今回の記事を読み終わった頃には、きっと以下のように思うはずです。
「うちも同じように悩んでいるからオウンドメディア代行をお願いしたい!」
「SEOに関する深い知識をもっと知りたい!」
オウンドメディアの運営に悩んでいる方は、この記事の内容だけでも目から鱗の知識が盛りだくさんなはずです。ぜひ最後まで読んでみてください。
オウンドメディア運用概要
期間 | 2022年12月~2023年9月 |
メディア運用目的 | オウンドメディアのPV数増加(企業認知度UP)SNS運用代行のお問合せ獲得(売上向上ににつなげる) |
実施した業務内容 | ブログ作業お問合せ(CV)までの導線改善 |
クライアントの課題や悩み
まず今回、メディアの抱えていた課題や悩みを紹介します。
- お問合せ増加のためにオウンドメディア運営を開始し、序盤は順調に伸びていたが、伸び悩みの時期に入り、半年経過してもPV数が伸びなかった
- 社内のマニュアルが少ない状態で未経験大学生インターンが主体となって運営していたため体制が整っていなかった。
オウンドメディア運用内容と成果
今回実施したオウンドメディア運用の具体的な内容と成果は、以下の通りです。
<オウンドメディア運用内容>
ポイント1:オウンドメディア運営体制の整備
より効率的なオウンドメディア運営をするために、初心者でも最低限のSEO知識を持って業務にあたれるようマニュアルを整備。マニュアルは
・STEP1:記事作成
・STEP2:リライト(既存記事へのテコ入れ)
・STEP3:サイト運営
とりわけ、各ステップごとに数十ページに情報を凝縮したマニュアルを用意。
ポイント2:PV数上昇のための施策提案/実行
取り組み開始後まず取り組んだのが、既存記事へテコ入れを行うリライト施策。リライトをほとんど行っていなかったため、重点的に実施しました。
また、体制構築を進めることで記事作成ペースを高速化し、PV上昇速度を早めることに成功しました。
ポイント3:ブログ挿入YouTubeチャンネルの運営
・SEO評価up
・記事の情報をビジュアル化し、わかりやすくまとめる(動画スライドを記事内で利用)
・動画で概要を掴んで記事を読むことで理解度を上げる
この3点を目的にYouTubeチャンネルの運営を開始しました。
<成果>
- PV数月間6万回→30万回に上昇
- CV(お問合せ)が月平均20回→月平均40回に上昇
検索エンジンが優れた情報として認識する基準とは?
弊社代表小宅が編集長となった際、運営チームの大半が検索結果(SEO)で上位表示をさせる方法を知らない大学生の初心者のインターン生でした。
そのため、まず初めにマニュアルを整備し、初心者でも最低限のSEO知識を持って業務に当たることを目指しました。
検索結果(SEO)で上位表示をさせるための運営までできるようになるためのtodoをstep1〜step3と項目ごとに分けてまとめた資料をご提供させていただきました。(既出の3STEPを再掲)
- step1:記事制作
- step2:リライト
- step3:サイト運営
step1:記事制作
WEBサイト内の投稿記事数でおおよそのPV数が変化します。
1〜40記事 | アクセスがちらほら入り始める |
50〜70記事 | アクセスが増え始める |
70〜90記事 | 1万PV/1ヶ月も目指せる |
100記事以上 | 書けば書くほどPV数が伸びる |
投稿頻度が高いこと/投稿記事数が多いことはSEO的な評価を確実に高めます。
また、PV数増加のほかに「読者の信頼」を得ることもできます。
なぜなら更新頻度の高いWEBサイトに対し読者は以下のような感情を抱くからです。
・投稿頻度が高い=新しい情報を頻繁に公開している
まず最初は、スピード感を持った新規記事作成を意識的に実施しました。
具体的には1ヶ月あたり15本程度を目安に取り組ませていただきました。
また、更新頻度という「量」のみならず「質」の部分にもこだわりました。
近年SEOの上位表示するために欠かせない「一次情報」を記事に記載することは重要です。
元々日常業務の傍らWEBサイトの更新作業を行っているメンバーが多く、記事執筆に割ける時間が少ないことがネックでした。
そのため、SNS運用を実際に動かしているメンバーの負担を軽減しながらも情報の質を積極的に高めていく取り組みを実施しました。
具体的には、質問シートを用意し既存のマニュアルなどを共有させていただきました。
インタビューの際には、忙しい社員さんには10〜15分聞きたいことについて話してもらうだけで稼働が終わるように調整することができました。
一般的には、一次情報のみならず様々な要素が組み合わさってSEOの上位表示が可能です。
【SEOの上位を獲得するための記事の執筆方法】などの記事作成マニュアルは無料相談で配布させていただいております。
現状のPV数から半年で6倍以上数字を伸ばし、販売促進やお問い合わせ数を増やしたい方は、ぜひ個別相談をお申し込みください。(詳しくはこちらから)
step2:リライト
「一度SEOの上位表示をされたら、安泰だ」
と思っていませんか。
最終更新日が1年前〜2年前の既存記事は、検索エンジンが「情報が古い」と判断し順位が落ちていくことが多いです。
そのため、新規記事のSEOの順位を上げるのと同じくらい、「既存記事のリライト」は重要です。
新規で記事を執筆するより工数がかからず、日付を更新しただけで順位が向上した事例もあります。
つまり、既存記事のリライトはSEO順位を高めるための即効性のある施策と言えます。
- リライトのメリット1:更新日が最新になる
- リライトのメリット2:情報の鮮度が保たれる
今回、弊社代表小宅はリライトの具体的な業務をメンバーに落とし込みました。
- 1~2年以上放置されていた既存記事を一つずつ時間をかけてリライト:同じキーワード(内容)で書いている記事は、質の高い1つの記事に統合
- 新規投稿記事も含めて定期的にリライト
リライト作業の際には、狙っているキーワードで「上位記事にはない独自性を表現できる強み・情報は何か」を徹底的に分析し、差別化できる要素を具体化しました。
その結果記事の質が高まり、狙ったキーワードで上位表示されている記事にも負けない独自性を発揮できるようになりました。
step3:サイト運営
今回のサイト運営には「トピッククラスターモデル」を採用しました。
サイトの記事数が増えてくると、どの記事からどこのリンクに飛ぶかというサイト内構造が把握しづらくなります。
同じカテゴリーでも関連性の薄い記事にリンクが貼ってあったりすると、読者や検索エンジンはわかりづらいサイト構造と判断するようになります。
こういったわかりづらいサイト構造を以下の2つの構造を基準にWEBサイトを整理し、SEO的に上位表示されやすくさせるのがトピッククラスターモデルの目的です。
ピラーページ(まとめ記事) | 特定のテーマについて深く詳しく解説した記事。他の関連記事とリンクしてSEO効果を高めることができる。 |
クラスターコンテンツ(単独記事) | 特定のテーマに関する複数の関連記事を作成し、ピラーページとリンクして、より深く詳細な情報を提供することでSEO効果を高める記事。 |
WEBサイト上で「一本の大木(まとめ記事)に枝や葉っぱ(単独記事)をつけていく」ような構造にするのがトピッククラスターモデルです。
トピッククラスターモデルにするメリットは、以下の通りです。
- サイト全体のPV数の増加
- WEBサイト内の滞在時間の増加
(実際のクライアント様にも同様の結果が出ました。)
SEOに強い記事作成の方法と同じくらい、トピッククラスターモデルの構造作成は重要です。
たくさん記事を書いているのに、SEOで中々上位表示されない方は弊社にぜひご相談ください。トピッククラスターモデルを一緒に検討してみましょう。
分析ツールで読者の動線を把握し問い合わせにつなげる
PV数の増加によって、販売促進・お問い合わせ数の増加を目指しているのであれば分析ツールを導入しましょう。
分析ツールを導入することで、以下の情報が判明します。
今回のクライアント様はPV数を高めるほかに、もう一つの悩みがありました。
それは「お問い合わせ数が少ない」ことです。
そのため、弊社小宅が次に実践したのが【自社の記事に興味を持たせた読者をお問い合わせにつなげる】ことです。
次の施策としてHubSpotと呼ばれる分析ツールを活用して、「公開している記事の中でどの記事からお問い合わせにつながることが多いのか」を調べました。
その結果、お問い合わせをする7割以上の訪問者が特定の記事を経由していることが発覚しました。
そのため、該当記事へからスムーズにお問い合わせにつながるようサイト内回遊動線を見直しました。
それによりお問い合わせ数の増加が更に加速しました。
動画メディアとの組み合わせでPV数増加
企業の発信力という観点からすれば、今の時代WEBサイトだけでは心許ないです。
なぜなら、最近のSNSトレンドはYouTubeやTikTokのような「動画メディア」だからです。
とはいえ、WEBサイトに発信力がないかと言われたらそうではありません。
つまり、「WEBサイト×動画メディア」の組み合わせで発信力を高める必要があります。
弊社小宅は今回、WEBサイトの施策のほかに記事内容をまとめたYouTubeチャンネルの運営も実施しました。
詳細は以下の通りです。
動画内容 | 投稿記事をを補足する内容の動画(動画にすることで理解しやすくなる) |
演出方法 | 自動音声+スライドショー形式 |
上記の動画はただYouTubeで投稿するだけではなく、投稿記事内にリンクとして挿入する工夫を施しました。
この狙いの意図としては、海外では自分のYouTubeを埋め込むことでSEO上位に持っていく施策の真似でした。。
有効な可能性があると思い実験的に始めましたが、この施策が大当たりして記事順位が上昇しました。
お問い合わせ数の増加には「PV数」がすべて
今回のオウンドメディア運用で成果のあった「PV数の上昇」は、クライアント様に以下のような好影響を及ぼしました。
- PV数月間6万回→30万回に上昇
- CV(お問合せ)が月平均20回→月平均50回に上昇
ただがむしゃらに記事を書き続けてもPV数が上昇するとは限りません。
PV数を高めるはじめの一歩には、市場のニーズやトレンドに合わせた製品やサービスを提供することを目指す「マーケットドリブン」の考え方を意識する必要があります。
まずはPV数を高めるために、検索エンジンが優れた情報として認識する基準を理解しましょう。
検索エンジンに認められた情報は、読者にとっても有益な情報になります。
そうなれば、自然とPV数は伸びます。
次に、PV数が伸びたら販売促進・お問い合わせの動線を整備しましょう。
動線確保のために、分析ツールを導入することで多角的な分析が可能になります。
「WEBサイトはあるもののPV数、お問い合わせ数が少なくて困っている」
「今回PV数が5倍も増加した実際のノウハウを知りたい」
今回の記事を読んで上記のようなことを感じている方はこちらからお問い合わせをお願いします。
コメント